春画への探求心で繋がった師弟コンビの“推し活”を描く、異色の偏愛コメディ『春画先生』追加キャストに 柄本佑・白川和子・安達祐実が決定!

(C)2023「春画先生」製作委員会
6月19日(月)

主演・内野聖陽、北香那共演、『さよならくちびる』『月光の囁き』の塩田明彦監督によるオリジナル脚本作品『春画先生』より、さらに豪華な追加キャストが解禁となった。

昨年9月に撮影を行った本作は、江戸文化の裏の華である“笑い画”とも言われた春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子という師弟コンビが繰り広げる春画愛をコミカルに描く。主演に内野聖陽、ヒロインに北香那を迎え、『月光の囁き』(99)、『害虫』(02)などの先鋭的な作品で映画ファンを唸らせてきた名匠・塩田明彦が監督・脚本を手掛ける。春画は江戸幕府から禁止された、禁制品で表に出ないものだったからこそ、自由な創作が可能となり、とどまることを知らぬ芸術の域に達して、庶民から大名までを虜にした真の江戸時代のエンターテイメントだった。これまでその取扱いは日本映画でもタブーとされ、性器部分の描写は映倫審査でボカし加工が必要だった。しかし、本作は、映倫審査で区分【R15+】として指定を受け、商業映画として全国公開される作品としては、日本映画史上初、無修正での浮世絵春画描写が実現した。その自由な精神を現代に映画として表現することを目指して制作された『春画先生』。「好きなものにのめり込んでいく者たちの幸せ」としての究極の「推し活」を描く異色の偏愛コメディが誕生した!


今回解禁となるキャストは、芳賀(内野聖陽)が遅々と執筆する「春画大全」の編集者で芳賀の執筆意欲を取り戻すため公私の境なく奔走する辻村俊介役に、日本映画界になくてはならない存在の柄本佑、芳賀家三代にわたり仕える本郷絹代役に、1967年のデビューから映画界で長年功績を重ねる白川和子、芳賀の亡妻伊都の姉で芳賀と弓子にある試練を与える藤村一葉役に、同世代女性層から人気を誇る安達祐実といった強者ともいうべき豪華な演技者たちが怪演する内野聖陽、北香那をさらに深みへ導く面妖な役柄で集結した。

■柄本佑:辻本俊介役<コメント>
通称いい加減な色男・辻村俊介を演じました柄本です。
これ僕が言っているのではなく塩田監督が衣装合わせの時に辻村に与えた通称です。しかし、まさしくそれがしっくりときました。台本上に居る辻村はイケメンではなく、まさに色男でした。頑張りました。是非映画館で塩田監督による軽妙洒脱艶っ艶色春画噺をお楽しみ下さい。(ナンノコッチャ)

■白川和子:本郷絹代役<コメント>
脚本を読み終え、50年程前の撮影現場に引き戻され、新鮮な気持ちにさせて頂きました。
「春画」のおおらかさ、遊び心に少しでもお役にたてればとの思いで、本郷絹代役に挑戦!
75歳のおばあさんですが、北香那さん演じる春野弓子に嫉妬する女心が少しでも表現出来れば・・・・
私の飽くなき挑戦は続きます。
性の美学「春画先生」に乞うご期待ください。

■安達祐実:藤村一葉役<コメント>
私が演じた藤村一葉は、芳賀と弓子を更なる深みへと誘い込む役です。
三人の関係はとても特異ではありますが、芳賀と弓子にとって、一葉はなくてはならない存在であり、そこに流れている愛や時間はとても尊いものだと思えて来ます。
三人の場面の撮影は、濃密な共犯関係のような空気が流れ、せつなくも楽しい時間でした。
塩田明彦監督の世界を、たっぷりと楽しんでいただけたらと思います。

10月13日(金)全国ロードショー

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

関連するシネマNEWS

TOP